「スキー選手」チャレンジ章

細目

(1)スキー靴をはき、スキーをつけ、スキーとストックの正しい使い方を実際にしてみせる。

(2)スキー用具の正しい手入れ(シーズンオフのしまい方を含む)ができる。

(3)スキー中の態度と、事故の場合の助けを求める方法を知る。

(4)リフトやT バーを使う時の安全規則を知っている。

(5)開脚登行、階段登行、斜め階段登行を使って斜面を登る。

(6)次の種目を実際にしてみせる。

 ①直滑降(10 度程度の斜面)

 ②斜滑降

 ③プルーク(全制動)で真っすぐ斜面を滑る。

 ⑥プルークボーゲンで左右へとターンをくり返しで滑る。

注:全日本スキー連盟バッジテスト5級以上またはジュニアーバッジテスト4 級以上に合格している者は、前記

(5)、(6)の細目は合格とする。

ねらい

 スキーの技術を身につけさせ、安全に楽しむための運動能力や技能を育てます。

履修のヒント

(1)まず、自分で用具の着用ができ、使えるようにします。
これには、靴の履き方、ストックの握り方、板の持ち方、かつぎ方、靴底の雪の落とし方、ビンディングの着脱などが考えられます。

(2)使用後、よごれを落とし乾燥する等の基本的な手入れから導入してください。
用具を持っていない者へは、手入れの基本を理解させ、借りる機会等に行わせてください。

(3)板やストックを振り回さない、リフト待ちの順番を守る、ゲレンデの中央に立ち止まらない等の常識的なマナーを身につけさせてください。
事故が起きた場合は、すぐに近くのスキー場関係者に知らせ、パトロール隊員等に必要な処置をしてもらいます。
人が転倒している場合、その山側にストックを×型に立てる等二重事故の防止に努めさせてください。

(4)板を振ったり叩いたりしない、途中で飛び降りない、降りた直後に止まらない等のルールを守ることです。

(5)~(6)実技の細目です。経験に応じ、挑戦するレベルを上げて、意欲を高めてもよいでしょう。
事前、事後の運動も必ず行うよう指導してください。