「通信博士」チャレンジ章

細目

(1)絵と文字を使って手紙を書く。
(2)正しく電話をかけることができ、緊急電話のかけ方を知る。
(3)暗号で簡単な通信文を作り、解読することができる。
(4)手旗信号で、15字くらいの文の送受信ができる。
(5)手話で簡単なあいさつができる。

ねらい

 通信に対する知識と技能、マナーを育てる。

履修のヒント

(1)まず、手紙を書いてみることが大切です。
そして、何を相手に伝えたいのか、どうすれば伝わるのかを年齢に応じて指導してください。
さらに、間違いなく配達されるのに必要な表書き、料金等を教え、実際に自宅や友人宅に送ってみるところまで発展させることも考えられます。

(2)電話のかけ始め、終わりの定形句を繰り返すことにより覚えさせてください。
そして、相手の電話番号に間違えなくかけられるように操作することが大切です。
自宅または公衆電話(硬貨式とテレホンカード式)の正しい使い方を説明し、実際に通話で体得させます。
  警察、消防、その他の緊急連絡先の一覧表を作り、事故、火事等を設定して、その報告に必要な事項を認識させていくのもよいでしょう。

(3)暗号の使用実話等も導入に興味をひくことと思われます。
各自で考えた暗号で簡単な通信文を作り互いに解読ゲームを行い得点を競わせてみてはいかがでしょう。

(4)手旗信号がどのような状況で有効なのか、そして、実際にどのように使われてきたのか、実話をまじえて説明するとカブスカウトたちの関心が深くなることでしょう。

(5)可能であれば視聴覚教材を利用し、手話の基本を学習すると理解が早まります。